伝わるブックレビューの書き方 〜基礎編〜

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ブックレビューを書く準備ができたら、さっそくライティングに取り掛かりましょう。読み手から興味をもって読んでもらうためには、読みやすい文章であることが前提です。特にレビュー初心者は、次の4つのポイントを参考に執筆してみることをオススメします。

構成を意識する

書きたい「キーワード」を3~4つくらいに絞ったら、レビューの構成を決めます。例えば、以下の4つの項目にこれまでの材料(メモ書き)を当てはめていくようなイメージです。伝えたいことがまとめやすくなりますから、スムーズにレビューを書き進めることができます。

・本との出会い
・簡単なあらすじ
・心が動いたシーン
・まとめ・自分の変化

注意するべき「3つのルール」

ブックレビューを書く上で最低限押さえておきたい注意点は3つ。

・ネタバレ
・バッシング
・本からの「引用」

あらすじを書く際のネタバレや過剰な批判は避けましょう。読み手に不快な思いをさせた時点でレビューは意味のないものとなってしまいます。また本文からの引用は、レビューにとって必要な場合には認められますが、その際は自分のオリジナルの文章が主で、引用部分は「従」であること、そして必ず『 』などで囲い、引用部分がほかと区別できるよう明確であることが条件です。また、本の題名・著者名などの出典元は必ず明記しなくてはなりません。著作権法に関わる事項ですから、公益社団法人著作権情報センターのページに目を通すなど、しっかりチェックしておくとよいですね。

文体や表記を統一する

読み手がスムーズに読み進められるように、まとまりのある文章を心掛けます。例えば、「です・ます調」にするのか、「だ・~である」といった語尾にするのか、文体を決めたら必ず最後まで統一しましょう。日本語の表記ルールをまとめた本もありますので、参考にしてみるとよいかもしれません。文体によって文章の柔らかさや固さなど印象が異なりますから、あなたが読んでほしいと考えた相手のプロフィールイメージを参考に決めることもポイントです。

一晩寝かせてから公開する

誤字脱字のチェックはもちろん、読んでみて意味が伝わるかどうかの確認は必須です。とはいえ、書いたのは自分ですから、主観的に綴っている部分に気づけない場合も少なくありません。書き終えて1度添削したあとは、一晩寝かせるのがコツ。時間を置くことで、客観的に自分の原稿を読むことができますよ。

ブックレビューは、読み手にとって利益となる文章でなくてはなりません。そのためには独りよがりにダラダラ書き綴るのではなく、あなたの言いたいことが読み手にスムーズに伝わりやすい文章であるかどうかがキーポイントです。まずは基本の流れに沿って実際にレビューを書いてみてくださいね。

文:喜田宏美