人気ブックレビュアーがやっている4つのこと

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ブックレビューを書く手順に慣れてきたら、どんどん「自分らしさ」を発揮しましょう。あなたらしいブックレビューを追求していくことは、読者が増えていくことにもつながります。たくさんの人に読まれるブックレビュアーになるために、今回は4つの秘訣をご紹介します。

書き出しは印象的に

ブックレビューが読んでもらえるかどうかの決め手は、書き出しの文章にあります。インパクトがあるほどその先が気になるもの。意外性や共感できる文頭で、読み手を引き込みましょう。例えば、感想から書き始めるのも方法のひとつ。その際には、心を動かされた時のあなた自身の環境やシチュエーションなども綴ったほうが効果的です。例えば、「泣けた」と書くよりも、「電車で本を読んでいた私は、気づいたら涙が止まらなかった」とあなた自身を巻き込んで表現した方が、読み手は興味を抱くものです。

ビフォー・アフターを綴る

本を読んだ後の変化だけでなく、本と出合う前のあなたにもスポットを当てます。つまり、「この本を読んで人生観が変わった」と結果論だけに留めず、「もともとはどんな人生観の持ち主で、読む前と後で何がどんな風に変わったのか、また変わったことで更にこんな変化もあった」…など、本をきっかけとしたあなた自身の体験談を簡潔に紹介するのです。共感した読者は、もっとあなたのレビューが読みたくなるはずです。

自分らしい表現方法をプラス

文章に加え、自分ならではの表現方法を考えてみましょう。例えば、絵が得意な人はイラストで表現したり、カメラが好きな人は本を撮影し写真と共にレビューを公開するのも素敵ですよね。他にも、点数や記号で評価を明確にしたり、色でその本を表したりするのも面白いと思います。そうしたあなた流の表現方法をプラスすることで、他とは違うブックレビューが完成します。

他人のレビューから学べ

ブックレビュー上達法として特にオススメしたいのは、他の人が書いたブックレビューをたくさん読むことです。言葉の使い方や文の構成など参考にもなりますし、自分がどんなレビューを書きたいのかということがより客観視できるきっかけにもなるからです。2015年に発売された小泉今日子著書『小泉今日子 書評集』(中央公論新社)は10年に渡って彼女が書き綴ってきた97冊の書評がまとめられていますが、彼女ならではの独特な切り口や人生観が味わい深く表現されていて、更に本の魅力となって綴られています。

「実際に自分も読んでみよう」と行動を起こす読み手がが増えれば、あなたは立派なブックレビュアーです。4つの秘訣を意識しながら、たくさんの人とシェアできるブックレビューを目指してみましょう。

文:喜田宏美